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2025年9月8日(月)国際局【インド大使館のシビ・ジョージ駐日インド大使面談】
- 2025.09.08
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2025年9月8日(月)国際局 【インド大使館のシビ・ジョージ駐日インド大使面談】
9月8日、空本誠喜衆議院議員および和田有一朗衆議院議員がインド大使館を訪問し、シビ・ジョージ駐日インド大使との面談の機会をいただきました。
9月10日に離任・帰国を控える大使との貴重な時間の中で、今後の日印関係について意見交換を行いました。
I.インドの成長と国際的な役割
大使は、インドが現在16億人の人口を有し、世界人口の6分の1を占める大国であることに触れ、インドは多様性と規模を背景に、国際社会における課題解決の新たな担い手になるであろうと述べられました。こうした視点は、今後の国際協調において非常に重要であり、日本にとっても連携を深めていく大きな意義があります。
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II.日印間のビジネス・経済協力
経済分野においては、日本企業にとってのインド市場の重要性が再認識されました。
特に自動車分野では、スズキが圧倒的なシェアを誇っており、現地では「車=スズキ」と言われるほどで、大使も「駐車場で石を投げるとスズキ車に当たる」と冗談を交えてその普及ぶりを語られていました。一方で、トランプ関税15%は日本の自動車メーカーに大きな打撃となり得ると指摘し、特に、広島に本社を持つマツダのような企業は収益に直接影響する可能性があるため、日本の国としての外交と国内政策の両輪での対応が求められると思うと語られました。
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III.半導体分野での連携強化
空本議員からは、半導体分野での日印連携についても言及がありました。インドは現在、東京エレクトロンやルネサスといった日本の技術企業との連携を模索しています。大使によると、インドのモディ首相が来日した際には、宮城県の東京エレクトロンの工場を視察されたとのことです。インドはアプリケーション開発力に優れており、技術・人材の両面での連携を進めることで、新しい産業構造の構築に向けた道筋が開けることが期待されています。
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IV.国内政治と外交のつながり
面談の終盤では、日本国内の政局についても率直な意見交換が行われました。
維新としては、今後も「是々非々」の立場で、国民にとって必要な政策には協力しつつ、慎重な議論を重ねていく方針をお伝えしました。
また、ガソリン価格や消費税といった生活に直結する課題についても触れ、外交と内政は密接に関わるものであるという認識を共有しました。
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V.今後も日印の懸け橋として
今回の面談を通じて、インドとの関係は経済協力にとどまらず、政治・外交・文化の各分野に広がっていることを改めて実感しました。
特にシビ・ジョージ大使からは、今後も日印間の定期的な対話を継続し、半導体をはじめとする先端技術分野での連携を深めていくこと、また、若い世代の交流や教育分野での協力にも取り組んでいくべきだとのご提言をいただきました。
日本維新の会としても、こうした提案を真摯に受け止め、未来志向の連携を目指して引き続き取り組んでまいります。