2025年1２月３日(水) 国際局【世界経済フォーラム・会談】

12月3日、世界経済フォーラム（World Economic Forum）日本代表のビング・チョムプラソッブ氏が議員会館を訪問し、藤田文武共同代表、斎藤アレックス政調会長、杉本和巳国際局長、阿部司衆議院議員、青柳仁士衆議院議員と会談しました。

I. 世界経済フォーラム
世界経済フォーラムは、グローバルおよび地域的な経済問題をはじめ、政治・経済・学術分野の指導者間の交流促進を目的とした官民連携の国際機関です。会談では、主に政治、安全保障（防衛産業）、経済、移民政策、デジタル人材について意見交換を行いました。
II. 移民について
藤田共同代表は、「日本の総人口に占める外国人の割合は現在約3％であり、移民の数は年々増加しています。年間約33万人規模の移民を受け入れている現状において、社会統合が課題となっています。少子高齢化に伴う労働力不足への対応として、AIやロボットの社会実装を進め、生産性の向上を図る必要があります」と、日本維新の会の政策について述べました。
III. AI開発
また、斎藤アレックス政調会長からは、AI開発にはオープンイノベーションが不可欠であり、政府・民間・国際間の協力が重要であるとの指摘がありました。
さらに、「日本主導で始まった『広島AIプロセス（AIシステムに関する国際的なルール作りのために立ち上げられたガバナンス）』は、グローバルなAIガバナンス構築に向けた重要な第一歩である」と位置づけ、中国技術への依存や偏重に対する懸念についても言及しました。
IIII. 終わりに
日本維新の会は、今後も各国・各組織へのヒアリングを重ね、日本の国益と各国との協調に資する外交政策の提言と実現に努めてまいります。