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2022年12月19日(月)【地方議員政策コンテスト結果】
- 2022.12.19
≪地方議員政策コンテスト結果≫
日本維新の会所属の地方議員の皆さまを対象として行われた「地方議員政策コンテスト」、応募総数は個人やチームで合わせて15件となり、社会や地域の課題解決を目指すレベルの高い政策が提案されました。
外部有識者を含めた4名の審査員による厳選なる選考のもと、「最優秀賞」と「優秀賞」に選ばれた政策に加え、応募してくださった全ての方の政策及び総評を発表いたします。
【審査委員】
原英史 ㈱政策工房代表取締役社長
浅田均 参議院議員・党政調会顧問
藤田あきら 大阪市議会議員・党政調会長代行
音喜多駿 参議院議員・党政調会長
■最優秀賞
・空き家・空地を地域で活用
大阪市議会議員 わしみ 慎一・武田 きよし・吉見 みさこ
資料
https://drive.google.com/file/d/1Rdin3OE53tRkovkzkZKEmSzEYlqkFug4/view?usp=share_link
【審査員コメント】
よく整理されており、課題意識が明確。成功事例を1つ増やすだけでなく、これまでは困難だったケースをいかに解決するかなど、新たなモデルを作れると良い。私権(財産権)に係わることには高いハードルがあるが、民間として活用できないものは官に振れるという意味で新しいか。各自治体で横展開も期待できる。
■優秀賞
・こどもの視点に立った政策提案 地方自治体による面会交流、連れ去り・貧困を防ぐ政策
大東市議会議員 中村 晴樹
資料
https://docs.google.com/presentation/d/15ym3t0Lmt7BtPN9tq0sml-DI96H3DFA7/edit?usp=share_link&ouid=117802373662821305567&rtpof=true&sd=true
【審査員コメント】
地方自治体による曖昧な行政運営に、法的根拠を持って整理した対応マニュアルを整備し横串を刺すことは意義がある。予算計画も妥当。国政レベルの争点である「共同親権」にも関わる課題であり、早急に調査すると良い。
・地域をさらに強くする市町村M&Aの研究
大阪維新の会 大阪府議会議員団 土井 達也
資料
https://docs.google.com/presentation/d/1_MlU5ZnjSG-LvS6aduiayNa5ChkwxtHv/edit?usp=share_link&ouid=117802373662821305567&rtpof=true&sd=true
【審査員コメント】
今後の人口減少を見据え、知見を整理しておくことは意義があり、南泉州市のためだけでなく、全国で基礎自治体の統合を進めることを視野に進めるなら、価値のあるプロジェクト。特に、平成の合併の当事者から今のうちに話を聞いておくことは有用。全国100ヵ所を調査する必要性があるかは要検討で、調査研究費の使途は改善を期待。
・Park-PFIは当たり前? 全ての場所を開放する"公有地-PFI"
日本維新の会 東京都議会議員 松田 りゅうすけ
資料
https://drive.google.com/file/d/1DVCJ5Rk4OzcwE97tQjP7v3vYz-vXUg1L/view?usp=share_link
【審査員コメント】
実現できれば良い成功事例になるだけでなく、横展開も可能となるので面白い。プラットフォームを作成するまでに行きつけるかが懸念されるので、自前で作るよりも貸しスペースなどをおこなうシェアリング業者を活用すると良いのでは。まず提案者の地元を調べてみることも重要。
■その他の応募政策
惜しくも選外となってしまった提出者の皆さまにも、審査委員からのコメントを以下に掲載いたします。次回の開催に向けて、さらなる政策力の研鑽に励んでいただければ幸いです。
・伊賀市子どもをインターネットを通じて行われるいじめから守る条例に向けて
伊賀市議会議員 田中 さとる
資料
https://drive.google.com/drive/folders/1h1AdEkNs9Gy4R1jceU8hIUP_ABZITKN2?usp=share_link
【審査員コメント】
議員の仕事は「住民の意思を代表し、政策を形成する」ことである。条例を作るのは良いことではあるが、それがゴールではない。具体的な政策や調査プロセスが不明なため、現場の声を集めて分析すると良い。尚、勉強会の設定は政調会で対応可能。
・①税と社会保障のデータベース構築により、「個に迫る」将来世代への投資提案を!
・②維新議員の議会議事録をデータベース化し、横のつながりで政策実現を!
東京維新の会 松本 みつひろ
資料
https://drive.google.com/drive/folders/1L-fyB9wWCpvRa83Gy9bqSscJZ9g7k3h7?usp=share_link
【審査員コメント】
①について
問題意識は良く、必要と考える。基本的に公開情報で計算可能であり、シンクタンクに外注したほうが早いかもしれない。コストを考えると、質問したい項目を個別に調査したほうが合理的か。
②について
アイデアは面白く意義はあるが、政策ではない。議事録の検索自体は公開情報で可能と思われる。検討してみる価値はあり、実際にやるならば本部予算で実施すべきか。
・学校施設を地域の核とするための施策〜学校環境・地域力向上パッケージプランの提案〜
日本維新の会 兵庫県7区 西宮市政対策委員 浜口 ひとし
資料
https://docs.google.com/document/d/1thHQ3O7wsBtyAAn6ANOMs25JV4337vvu-iHhaXfGsl0/edit?usp=share_link
【審査員コメント】
プレゼン資料は大変見やすく、綺麗にまとまっている。学校の統合や施設の有効活用は、多くの地域で実施済みのため、政策の提案としては目新しいものでない。どのように調査を進めて実現していくのか?をもう少し明確にできれば良い。
・改革共有制度の構築による国民所得改善ついて(自治体トップランナー方式の発展)
埼玉維新_飯能市議会議員 坂井 悦子
資料
https://drive.google.com/drive/folders/1PyQQhtRcOYxmlUcaNVl1HYTtoNMr4Vjs?usp=share_link
【審査員コメント】
民間委託に課題があるのは事実で、着眼点は良い。課題設定が抽象的であり、具体的な行動計画が不明。今回のテーマで例えるならば、どのような事務における民間委託の可能性や、妥当性があるのか?をさらに検討すると良い。
・泉州地域広域連携調査費用
泉南市議会議員 井上 実
資料
https://drive.google.com/file/d/1ZKySv7DtkZv6Pkx0cAjqlLhisIlcyLUK/view?usp=share_link
【審査員コメント】
この段階で結論は見えているので、論理補強をすれば別の方法もありえる。調査項目が結論ありきとなっているため、政策の進め方としては疑問。複数の自治体をエリアと捉えてのビジョン策定はすでに都道府県で実施済みであり、既存文献などの調査で十分検討できるか。
・障がい者等用駐車場 無断駐車への罰則化
豊中市議会議員 中野 こうき
資料
https://drive.google.com/file/d/1jTg0LWBAAA0dCIveRnwEfZieD_3Lv1W1/view?usp=share_link
【審査員コメント】
課題の着眼点や政策提案としては非常に良い。すでに政策としての骨格ができあがっているので、調査予算の必要性に疑問。海外の調査については、国会図書館等で十分調査可能と思われるため、まずは迅速に調査を進めると良い。
・子どもの事故予防のための調査・研究・実験の提案
町田市議会議員 藤條 たかゆき・矢口 まゆ
資料
https://drive.google.com/file/d/1g6F25lCN_-FK2mVwTyQg2e7F15cUAil8/view
【審査員コメント】
解決すべき課題は明確で、問題意識は良い。検証や検討は、基本的に省庁で実施されているため、個別課題を具体的に抽出して提案したほうがいいか。専門家による調査や開発によって、課題解決になるのかが不明瞭。調査については、すでに研究機関が実施していないか。
・多様な学びの確保について
神戸市議会議員 さとう まちこ
資料
https://docs.google.com/presentation/d/14I375F-MaW9rMbzgrEVUSO1k0fPckKbJ/edit?usp=share_link&ouid=117802373662821305567&rtpof=true&sd=true
【審査員コメント】
問題意識には非常に共感。問題提起のみにとどまっており、政策提案には至っていない。この内容では、学習指導要領の枠に収めることに無理があるだろう。具体的な行動計画が不明な点もあり、支援の基準などをさらに検討していくと良い。
・重すぎるランドセル問題の解決のための調査研究の提案
小平市議会議員 石津 はるか
多摩市議会議員 藤條 たかゆき
杉並区議会議員 松本 みつひろ
町田市議会議員 矢口 まゆ
資料
https://docs.google.com/document/d/1xz8074FmZxPgaNCYEPMhEMrA987iSkFH/edit?usp=share_link&ouid=117802373662821305567&rtpof=true&sd=true
【審査員コメント】
問題意識は良く、課題には共感する。科学的データにもとづく政策論を目指すのも良い。予算の使途や政策提案へどうつながるのか?が不明。関係分野の研究者との情報交換をさらに進めて具体化するのはどうか。まずは、市町村で提案してみるのも良いか。
・身を切る成長改革 産業創出と財源増幅の一体改革
相模原市議会議員 鈴木 晃地
逗子市議会議員 平野 和之
資料
https://docs.google.com/presentation/d/19MsE7oz6OvT7lsA_h8n8tr7HfNd5Lyph/edit?usp=share_link&ouid=117802373662821305567&rtpof=true&sd=true
【審査員コメント】
政党自らがビジネスをおこなうというのは、全く新しい発想。政策提案ではなく、組織的にやるべき事項では。身を切る改革における寄附は「いったことは守る」ということを示すためなので、付加価値をつけるのはメッセージ性がずれる危惧がある。
改めまして、この度はご応募くださり、誠にありがとうございました。政務調査会として引き続き、今回選出された政策の立案・実現をサポートしてまいります。