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園で遵守されないガイドライン、あなたの町では大丈夫?
2022/3/11

私は、もともと政治に無関心で選挙にさえ行かない人間でした。
そんな私が選挙に出るきっかけになったのが、平成28年に内閣府から発出された「教育・保育施設等における事故防止及び事故発生時の対応のためのガイドライン」(以降、内閣府ガイドラインとする)でした。
平成29年、当時専業主婦として1才の娘を育てていた私は、近所の認可保育園に遊びに行った際に、一歩間違えれば命に関わる大きな事故につながるのではと感じる場面に遭遇しました。
安心安全で、待機児童もたくさんいる人気の認可保育園でなぜこのようなことが起こるのか不思議に思い、子どもを寝かしつけてからスマートフォンで保育施設における子どもの事故予防について調べました。
そして、つい一年ほど前(平成28年)に、内閣府ガイドラインが発出されていたことを知りました。そこには、丸のままのミニトマトは使用しないことや、白玉風の団子は使用しないことなどが記載されておりました。
ですが、さまざまな保育園のHPを開いてみると、内閣府ガイドラインの本文部分で使用しないことが望ましいとされている丸のままのミニトマトや、白玉団子、またガイドラインの参考資料に注意書きされている餅まで子ども達に提供されていることが、隠さずあたりまえに写真などで公開されていました。
国から発出されたばかりのガイドラインを守らないと言うことは許されるのか…。堂々とHPなどに掲載しているところを見ると、そもそもガイドラインを知らないのではないかとも思えました。
こういった、必要な対応が取られていない、ガイドラインを無視もしくは軽視している現場の状況を正していくのは誰の役目なのだろう…。そう考えた時に、初めて「議員、政治家」という存在に目が向きました。
子どもの命に関わるこんなに大変な問題なのだから、きっとどこかの政治家が「内閣府のガイドラインを遵守すべし!」と訴えているはずだと確信し、インターネットで検索しましたが、誰1人としてそのようなことを訴える政治家を見つけることができませんでした。
「誰もやらないなら、私がやろう」
そんな思いが芽生えました。
その後、これまで自分が経験してきた孤独な子育ての経験も、政治で解決できるかもしれないと気がつき、議員として子どもたちを取り巻く環境を変えていくことを決意、2018年2月に無所属で市議会議員選挙に立候補し、2019年10月に「子どもの事故予防地方議員連盟」を立ち上げました。
議員連盟のたくさんのメンバーが、この内閣府ガイドラインを引用してこれまで議会で質疑をしました。
そして、議会質疑を通して実際にガイドラインを守るよう改善された自治体もあります。また、ツイッターで注意喚起をすると、「私の子どもの通う園でも白玉団子が出ていて不安です」といった声も寄せられることもあり、そんな時には私が自らその自治体へ内閣府ガイドラインの遵守のお願いをしてきました。
ガイドラインを遵守していないことに対する法的な罰則はありませんが、事故が起こった際に裁判になれば、ガイドラインを守っていないことは注意義務違反などに問われる可能性があります。
あなたの自治体にある保育園には、ガイドラインを守っていない保育園はありませんか?
過去の悲しい事故を教訓にまとめられたガイドラインで、使用しないことが望ましい(もしくは使用を避ける食材)とされているものの中でも、
・丸のままのミニトマトや葡萄
・白玉風の団子
・餅
・乾いた豆(節分豆など)
・球形の個装チーズ
・あめ類、ラムネ
などを提供している幼稚園、保育園は日本全国にはまだまだ多くあるはずです。
内閣府ガイドラインを遵守していない保育園・幼稚園を見つけた方は、私までご連絡ください。
日本全国どこの自治体でも、市民の方でも、議員の方でも、現場で働く方々からでも、ご相談を受け付けております。
みなさんと一緒に、予防できたはずの事故で、予測できたはずの事故で、命を失ったり重大な傷害を負う子どもが1人でも減るよう、取り組んでまいります。
今回は内閣府ガイドラインについて取り上げましたが、他にも、シートベルトの無い幼稚園バスの問題や、遊具による事故、学校施設での事故、ベランダからの転落事故など、子どもの事故予防については様々な課題があります。
議員連盟や、維新の会の仲間達と力をあわせ、選挙権のない子ども達の命を守るために引き続き全力で取り組んでまいります。
※「教育・保育施設等における事故防止及び事故発生時の対応のためのガイドライン」についてはこちらのリンクからご覧ください。
https://www8.cao.go.jp/shoushi/shinseido/meeting/kyouiku_hoiku/pdf/guideline1.pdf
