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「ぬくもりある政治」を届けるために

2021/12/8

和歌山市において、令和3年10月3日午後、紀の川を渡る水道管である六十谷水管橋(むそたすいかんきょう)が破裂してしまい、和歌山市北部約6万世帯(約13万8000人)市内約4割の市民に水道水が届かなくなってしまいました。
私も和歌山市の議員として、地域を歩き、皆様のお声を行政に届け、すぐに対応できない課題については議会において取り組みを進める日々でした。
給水所から、水の入った重いポリタンクを、高齢者に代わって高校生が運ぶ姿や、他の地域からの大勢のボランティアの皆さんの姿、行政では行き届かないきめ細やかな水の配布に、行政設置の簡易トイレまでの車での送迎等々、断水と言う不幸な出来事にあっても、多くの人々が助け合っている姿を、数多く見ることが出来ました。大規模な断水でしたので、給水車も和歌山市だけでなく、近隣の市町や自衛隊の応援も頂き、多くの支援の輪の広がりに人々のぬくもりを感じる日々でもありました。
おかげさまで、10月9日から順次断水が解消され、令和4年6月15日までの本復旧を目指す計画になっています。
今後このような断水が生じないよう、議会としてしっかり取り組むと共に、和歌山市民に支援の手を差し伸べてくださった皆様には感謝しかありません。
現在はコロナ禍でもあります。和歌山県では症状の軽重を問わず、感染者発生当初から全員が入院できる体制を継続していますが、取り立てて病院と病室があるわけではありません。
和歌山県は台風や自然災害が多く、予期されている南海トラフ巨大地震に備えたこれまでの行政と医療機関との事前の連携もあり、保健所との素早い対応と医療従事者の連携が比較的順調に進められたという背景があります。それでも2年以上に渡り、緊急の体制を維持することは並大抵の努力では続きません。保健所等の行政と医療従事者の懸命な連携により、維持できているのが現状で、心から感謝するほかありません。
それでも、個人として不幸な状況に陥ってしまった方の切実なお声を多く伺います。
政治は弱者を切り捨てるものでもなければ、敵をつくるものでもありません。コロナ禍や断水という経験を通じ、議員として私は和歌山市の皆様に、ぬくもりある政治を届けられているだろうか、このことをいつも自分に問い続けてきました。この問いを胸に刻みながら、これからも政治活動に取り組みたいと存じます。

作成者:和歌山市議会議員
山野 麻衣子 議員

山野 麻衣子 議員