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ガソリン車が販売禁止になる未来
2020/12/23

大阪市会議員の海老沢由紀です。
スノーボードのプロ選手時代、環境意識の高いスイスに合宿に行くと、電気自動車以外の乗り入れが禁止された地域がありました。当時はその目的に気を配ることもありませんでしたが、現在では、脱炭素社会への転換が世界中で議論されています。
ヨーロッパでは、ノルウェーは2025年から、遅い地域でも2040年にはすべてのガソリン車とハイブリッド車(ガソリンエンジンと電気の併用)の販売が禁止されます。脱炭素が進まない国に対する投資は避けられ、中国でさえ方針転換をしました。
一方、日本では2030年代半ばまでにガソリン車の販売を無くす方針だった経産省に、トヨタがロビー活動を行い、ハイブリッド車の販売を継続するように認めさせた模様です。世界的な潮流に、産業の保護という視点で待ったをかけた形なのでしょうが、現在の産業構造を維持することが日本の利益となるのか、大変疑問に思っています。
先日、「MIRAI」というトヨタの水素自動車の試乗に行きました。乗った感じでは、ガソリン車との違いは全く感じられませんでした。走行中のCO2排出はゼロです。購入を躊躇する理由は、現状では水素ステーションが少なく安心して遠出できないことでしょう。
ステーションの設置場所を大幅に増やす政策を進めることも、ガソリン車を買わないという動機につながり、脱炭素社会への転換を政治的に推進することになるではないでしょうか。
